昭和21年生 男性
おはようございます。
今日の患者さんは後腹膜線維症の方になります。
難治性の病気と言われている「後腹膜線維症」でご相談に来られました。
「後腹膜線維症」とは自己免疫により、後腹膜という場所が線維化を起こす病気になります。
腎臓の機能が低下した時に見つかる事が多く、血液検査としては免疫系統の異常があった時に上昇する「IgG4」腎臓の機能の低下時に上がる「クレアチニン」などを指標にしていきます。
症状としては、夜中の頻尿位との事。ただ「クレアチニン」が上がっていているとの事で心配されていました。
漢方の種類としては、免疫系の病気の為、免疫を調節する煎じ薬を1種類出させて頂きました。
漢方服用開始から1ヶ月、調子良く過ごせているとの事。
一時期クレアチニンも下がったとおっしゃっていました。(2.25→1.6に)
漢方服用開始から3ヶ月、クレアチニンの数値も良く1.6~1.9の間になっていました。
尿酸値などの他の数値なども下がっているようとの事。
漢方服用開始から4ヶ月、クレアチニンの数値は少し上がってしまいました(2.0)が、CRPの数値が改善してきました。
体調も良く元気に過ごされているとの事。
少しずつお薬を少なくしていきたいというご本人の希望により、先日よりステロイドの量を減量し始めました。
ステロイドを減量しても炎症の数値であるCRPが落ちてきている事は安定している証拠だと思います。
引き続きこの調子で改善が見られていくと良いですね。
※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。