逆流性食道炎の改善は漢方薬で可能です。
胸やけが取れない…
吐気が続いてしまう…
何かいつも胃酸が逆流している感じが…
「逆流性食道炎」で苦しまれている方は近年増えてきています。
「逆流性食道炎を漢方薬で根本から治しましょう。」
逆流性食道炎とは
胃酸を多く含む胃内容物が「食道内に逆流」し、胸やけなどの症状をおこす病気です。
近年増加傾向にあり10人に2人は「逆流性食道炎」を持っていると言われています。
若い方からご高齢の方まで幅広い年齢層の方々が苦しまれていますが、その原因は様々です。
逆流性食道炎の原因
生活習慣の原因としては、
・食べ過ぎ、早食い
・高脂肪食、アルコール、喫煙
・食べてすぐに寝る
などです。
食べ過ぎや早食い・高脂肪食は「空気を胃の中に取り込む原因」や「胃酸を活発に分泌される原因」に繋がります。
また食べてすぐに寝ると胃酸が逆流して長時間食道内にとどまる事で「逆流性食道炎」が発生しやすくなる事が多いです。
生活習慣以外の原因としては、
・ピロリ菌除菌
・加齢
です。
胃がんのリスクとなる「ピロリ菌」ですが、ピロリ菌は胃酸の分泌を下げると言われています。
ピロリ菌が見つかると除菌していったことが胃癌の予防にはありますが「胃酸の分泌量の上昇」に繋がる事が多いです。
逆流性食道炎の症状
訴える事が多い症状としては「胸やけ」と「呑酸」になります。(「呑酸」とは喉の辺りや口の中が酸っぱいと感じたり、胃の内容物が逆流する感じがする症状。)
その他の症状としては、
・胸の痛み
・喉の違和感
・気管支炎
などの症状がおこる事も…
逆流性食道炎の漢方薬
逆流がおこっているので「胃酸の逆流を抑える漢方薬」・「吐き気を抑える漢方薬」を中心に使っていきます。
胃酸の逆流を抑える事で症状が落ち着いてくる為、「胃の粘膜を保護する漢方薬」を併用するかある程度改善が見られた後で使っていく事で「根本治療」に。
またストレスが原因で胃酸が多くなっている方もいるので、その場合は「神経性胃炎に使う漢方薬」を使う事が多いです。
症状・原因によって漢方薬を使い分ける事が重要になっています。
逆流性食道炎の症例
症例①(昭和21年生 女性)
5年ほど前より胸やけがするようになり病院に行った所「逆流性食道炎」と診断。
改善が見られればとご相談に来られました。
症状としては「胸の詰まり」と「胃酸の逆流」との事。
ゲップが出ると楽になるとの事でした。
漢方薬の種類としては、
①胃酸の逆流を抑える煎じ薬
②吐き気を改善する煎じ薬
の2種類を組わせて出させて頂きました。
漢方服用開始から2ヶ月、2回ほど調子が悪くなった時があったが、それ以外は調子良く過ごせているとの事。
吐き気や胸やけもなく調子が良いとの事でした。
漢方服用開始から5ヶ月、胸やけ・胸のつかえ共にほとんどしなくなっているとの事。
体調も良いとの事でした。
漢方服用開始から9ヶ月、胸やけ・胃酸の逆流ともにしていないとの事。
体調良く過ごせているので漢方薬の分量を1日1回に落として出させて頂きました。
漢方服用開始から1年、胸やけ・胃酸ともになく過ごせてるとの事で今回で治療終了。
順調に改善が見られました。
漢方薬服用1年で症状なく治療終了まで出来ました。
引き続き今の調子で過ごせると何よりですね。
症例②(昭和22年生 女性)
何年か前より「胸やけ」に苦しみ、病院に行った所「逆流性食道炎」と診断。
1年くらい病院に通ったが改善が見られないのでこちらにご相談に来られました。
症状としては胸焼けがしているとの事。
胸焼けも1日中していて、特にストレスがかかる状況で酷くなるとの事でした。
漢方薬の種類としては、
①胃酸を抑える煎じ薬
②ストレスを除く粉薬
の2種類を併用して出させて頂きました。
漢方服用開始から4ヶ月、少し胸やけが改善しているとの事。
楽になっている感じがあるとの事でした。
漢方服用開始から6ヶ月、胸やけが少なくなり、たまに忘れる時もあるとの事。
順調に改善が見られているとの事でした。
漢方服用開始から9ヶ月、胸やけが全くなくなったとの事で量を半分まで減量させて頂きました。
体調も良いとの事。
漢方服用開始から1年、胸やけがない状態が続いているとの事で、今回で治療終了とさせて頂きました。
順調に改善が見られ安心いたしました。
引き続きこの調子で症状が出る事なく過ごせると何よりですね。
※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。