太陽堂が腎臓病で重視したいのは検査数値
太陽堂では病院の検査数値を見ながら、漢方薬の選定や進行度合いを確認していきます。
見ていく数値としては、
・クレアチニン
・カリウム
・HbA1c
・尿蛋白・尿潜血
この4つが一番重要になってきます。
透析の判断では「GFR」も重要だが、クレアチニンに依存の為クレアチニンを見ている。
「GFR」が60以下、蛋白尿のいずれかまたは両方が3カ月以上持続した状態になると「慢性腎臓病(CKD)」と診断されます。
また「GFR」が30以下、15以下だと透析の検討に。
基本的に機能が落ちた腎臓は元に戻らないと言われているが、漢方薬では良くなっているケースが多々あります。
腎臓に対する東洋学と西洋学の違いについて
西洋学(病院)では腎臓が治らないと思い対処をしていく為、これ以上悪化をさせないように「制限」をしていく事が多くなっています。
食事でいうと「タンパク制限」・「カリウム制限」などです。
東洋学では腎臓が良くなると仮定して「タンパク」はある程度取ってほしいとお願いをしています。
その理由としては「腎臓にある糸球体」を作る為に、必要な栄養素を摂って欲しいという理由からです。
そもそも腎臓の構造と機能
まず腎臓には濾過装置のような役割があり、とても複雑な構造になっています。
糸球体と呼ばれる毛細血管が糸玉のように集まった毛細血管があります。(腎臓1つに対して100万個。2つで200万個)
糸球体は、腎臓の皮質にあり、ボーマン囊に包まれて腎小体を作ります。
この腎小体が血液を濾過し、血球やタンパク質以外の成分はボーマン囊へ押し出されて原尿になります。
濾過装置の穴は、赤血球(血尿)、たんぱく質(蛋白尿)より小さくなっており、
この穴が「腎臓の機能の低下」する事で緩み「ろ過機能が低下」がおこります。
すると、たんぱく質が通るようになったり、毒素を拾えなくなってしまいます。
腎臓に影響を及ぼす病気とは
腎臓疾患がある方で見ておきたい病気が「心臓疾患」と「糖尿病」です。
心臓疾患がある場合は、
①血流量の低下
②心臓の筋肉量が落ちる為
クレアチニンが上がる可能性が。
また糖尿病をお持ちの方は三大合併症により腎臓が悪くなります。
糖尿病により「血中の糖濃度」が上昇、腎臓に悪影響を及ぼします。
太陽堂で使う漢方薬の種類
腎臓に炎症がおこり腎臓の機能が低下、悪くなっていると考えられます。
その為「腎臓の炎症を取る漢方薬」を中心に出す事が多いです。
他には
血流が悪い方には「血流を良くする漢方薬」
糖尿病を併発されている方は「糖尿病に対しての漢方薬」
を使い分けながら漢方薬を検討していきます。
腎臓病で気を付けて頂きたい事
「食事」と「生活習慣」になります。
当たり前の様に思うかもしれませんが、この2点はとても大事になってきます。
腎臓病を患っている方が一番数値が上がる時期はいつだと思いますか?
結論、年始の1月に数値が上がる方が非常に多くなっています。
数値が良くなってくるとつい油断して年末・年始に食べ過ぎ・飲み過ぎて数値が上がったという方は非常に多いです。
また寒くなってくるので動かなくなってくる。
動かないと血流が悪くなり腎臓への血流量の低下、腎臓の機能が落ちてきます。
腎臓病は難治性の非常に厄介な病気なので服用しているからと、油断しないようにしていきたいですね。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
「担当薬剤師」 林 泰太郎
「学術発表 実績」 2015年 2016年 2017年 2019年 2020年 2022年学術発表
調剤薬局・漢方薬局で働き「漢方薬局 太陽堂」を開局しました。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
病気のお話し、漢方のお話しどんな事でもご相談下さい。
※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。