2018 07/31　非結核性抗酸菌症・血痰[2年]

昭和31年生　女性
　
こんにちは。
今日の患者さんは「非結核性抗酸菌症(肺MAC症)」の方になります。
　
7年位前にCTやレントゲンを撮った所、非結核性抗酸菌症(肺MAC症)と診断。
3年ほど前に喀血もしていて、これ以上酷くならない様にとご相談に来られました。
　
症状としては痰と咳が気になるとの事。
痰の色としては黄色の痰になり、咳も夕方～夜(特に布団の中に入った時)に酷くなるとおっしゃっていました。
　
漢方の種類としては、
　
①菌を除去する漢方薬
②免疫を上げる漢方薬
③肺を潤す煎じ薬(咳や痰の煎じ薬)
　
の3種類の漢方薬を出させて頂きました。
　
漢方服用開始から4ヶ月、風邪を引いて少し調子が悪くなった事があったが風邪が治ってから調子が良いとの事。
周りの人からも咳が少なくなったと言われたそうです。

漢方服用開始から7ヶ月、たまに痰が出ると感じる事があるがほとんど出ていないとの事。
咳も1日1回するかどうかまで減っているとおっしゃって頂けました。
　
漢方服用開始から1年8ヶ月、咳が増えてしまった時期があったが、今はほとんど咳が出ていないとの事。
「菌を除去する漢方薬と免疫を上げる漢方薬」を1日2回から1回へ減らしましたが、咳は増えていないとおっしゃっていました。
　
漢方服用開始から2年、たまに咳が出るがほとんど咳や痰はなく過ごせているとの事。
「菌を除去する漢方薬と免疫を上げる漢方薬」も服用をご自身で調節してもらうようにお伝えしました。
　
順調に改善が見られているようで安心いたしました。
抗酸菌症に関してはほとんど症状が出ていない状態まで来ました。
これからは肺や気管支に対しての治療になりますので、もう少し服用して治療終了になります。
引き続きこの調子で改善が見られてくると何よりですね。

※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。