暑いですね…
毎年、毎年暑くなっていってどこまで暑くなるんでしょうか…
私自身はスポーツで「野球」をしていたので、毎年この時期になると甲子園が楽しみになってきます。
ただこれだけ暑くなってくると皆倒れるんじゃないかな?とそっちの方が心配です。(笑)
そろそろ甲子園もドーム化した方がいいんじゃないかなと個人的には思っています。
話しが大分それましたので本題に戻りますね~(笑)
この時期に言われているのは「脱水」です。
テレビ、ネットどこを見ても水分を摂った方が良いという話しになっています。
確かにこの暑さ水分を摂らないとやばいですね…
ある程度の水分はもちろん重要!!ただし「摂りすぎによる害」って知っていましたか?
「水」による身体への役割と合わせてお話ししていきますね~(今も流行っているかもしれませんが)
身体の60%は水分で出来ている。
私たちの身体の半分以上が「体液」で、
・成人男性で身体の約60%
・成人女性で身体の約55%
・新生児で身体の約80%
・高齢者で身体の約50%
が水分となります。
ちなみに全然違う話しですが、面白い事に地球も7割が水分です。
ほとんど海水ですが、人が住んでいる地球も半分以上が「水」って面白いですよね~
「水」の3つの役割とは?
水分は腸から吸収され、血液などの「体液」になって全身をたえず循環しています。
役割としては「運搬」・「体温調節」・「環境維持」になります。
詳しく説明していくと、
①酸素や栄養分を身体中に運び、老廃物を排出する事による「運搬」
②皮膚への血液の循環を増やし、汗を出して体温を一定に保つ「体温調節」
③血液中の水分と体内の水分の割合を調節する事で血液がドロドロになるのを防ぐ「環境維持」
です。
身体にとって水はすごい大切なんだなと実感できますよね…
「水」が滞るのはどんな人?
水の巡りの悪さで一番に思いつくのは「浮腫み」だと思いますが、東洋学的では「胃内停水」が有名ですね。
「胃内停水」って言葉は有名だと思いますが、わかりづらいと思います。(笑)
言葉通りなんですが「胃の中の水の滞り」になり、原因としては
・水の摂り過ぎ
・水の巡りの悪さ
です。
水分は足りているのに上手く巡っていないという方は近年多いように思います。
理由としては、
・発汗不足
・運動不足
です。
今みたいに暑い時期に水分を摂るというのはもちろん重要なのですが、それは「水分不足になった方」になります。
クーラーの一日中効いている中でデスクワークをしている方は水分不足になっている可能性は低いかもしれません…
「胃内停水」の症状と使える漢方薬とは?
大きく2つに分ける事が出来て、
①水が滞る事による「眩暈」・「頭痛」などに繋がる「脾胃虚」
②水が上昇してくる「嘔吐」・「咳」・「鼻水」などによる「胃内停水の上昇」
です。
「胃内停水」でも症状によって2つに分けて漢方薬を選定していく事が多いですよ~
「眩暈」・「頭痛」などの症状が出る「脾胃虚」は「白朮」・「茯苓」が入っている漢方薬を中心に。
「嘔吐」・「咳」・「鼻水」などの症状が出る「胃内停水の上昇」は「半夏」と「生姜」が入っている漢方薬を使う事が多いです。
水が滞っている時に気を付けたい食養生
東洋学的には「苦味」は「乾燥」に繋がります。
苦味やアクのある「ゴーヤ」、「茄子」、「牛蒡」、「コーヒー」、「お茶」などは利尿効果が高いです。
また「辛い唐辛子」、「ワサビ」、「胡椒」、「紫蘇」などの香辛料は身体を温める事で水の巡りを良くしてくれます。
逆に気を付けたい食事としては「潤」の食材です。
・海藻・小魚などの「海産物」
・「塩辛い物」
・「果物」(柿はアクがあり乾燥させます。)
水の滞り「胃内停水」のまとめ
いかがだったでしょうか?
夏の時期に多い「胃内停水」や「水の滞り」についてのお話しになります。
「外で活動する事が多い方」や「運動をする方」・「クーラーはつけないという方」に関しては水を多く摂った方が良いですが、涼しい室内で過ごすという方は水の摂り過ぎには注意です。
「胃内停水」による「眩暈」や「頭痛」・「吐き気」などの症状に繋がってしまいますよ~
浮腫みがちという方はぜひ食事も気を付けてみましょう。
※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。